アンドロジニーな夜

超人的なステップはもはや重力の掟を破いている。 殻に残された傷跡は積み重ねた鍛錬を物語っていた。 特殊なマイクロフォンを近づけると彼の心象が声となる。 ・・・なめんじゃないわよ。 どうやら雌らしい。 再度マイクを向ける。 ・・・ナメクジと間違えんなよ。 と今度は雄が答えた。 装置の不具合などではなかった。…

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