大いなる遺産

大いなる遺産

監督 アルフォンソ・キュアロン
原作 ディケンズ

子供のころ、囚人を助ける主人公。

絵を描く才能を持っていた。両親はなく、姉、姉のパートナーと暮らす。

城のような邸宅の富豪の娘エステラの遊び相手になる。

成長し、絵を断ち、漁師となるが、昔の絵が評価され、NYで絵描きになる。

成長したエステラとの恋愛。

絵描きとしての成功。

とその裏側。


映像美しい。

プロットもいい。

だが感動はしなかった。

違和感は、姉が蒸発した後、育ての親が初個展が成功した主人公を訪ねるも、

主人公が彼を拒絶するシーン。

育ての親の振る舞いが、洗練されてなく、

主人公の昔話が本人が語ってきたものと異なる。

という意図なんだろうが、育て親が着た緑ライン入りシャツのタキシードはかっこいい。

そして、男の振る舞いも主人公の成功を喜ぶ心が伝わる衒いのないものだった。

にもかかわらず。leave!と叫び彼を拒む主人公。

違和感2:自分の成功の黒幕が地下鉄で刺され、主人公の膝の上で死んでいくシーン。

現代の地下鉄で人が刺されたら、非常停止ボタンを押します。

と思うくらい。主人公は動かない。

違和感3:ラストでエステラの娘が登場するが、主人公が近寄ると、スラっとその場から離れていく。

気を利かせる女の子演じさせんじゃねーよ。

エステラの子供時代と同じキャストでいいから、一言ぐらい気の利いたセリフをしゃべらせてから二人のシーンへ。

と思う。楽しませて。

違和感4:おずおずと手をつなぎだすエステラと主人公。

おずおずと触れ合わないでいい。

違和感1.2の原因は1860に書かれた原作を現代のNYにリメイクしていることからきてる。

秀逸なシーンといえば幼少時代の噴水でのキスと成人後の公園の水飲み場でのキスの同期。

これはともに美しい。

全編を通して意識的にグリーンを基調色に使っている。

映像はとてもいいが、肝心な部分で感情移入できなかったのは残念。

イーサンホークは「before sunset」 「beforesunrise 」 好きなんだが、この映画イマイチ

グウィネスパルトロー好演。「セブン」で妻役の人。

あぁクリスクーパーって「adaptation」前歯なしで出てた人だ。主人公の育て親役。

この人かっこいいから、ダサい田舎の育て親役は無理だよ。

原作読みたくなった。







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