ピューリッツァーへの道標



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排水口の上で甲羅を干している

ひだまり愛好家を発見した。

頭が覗いている。

同好が種族を越えるという小さな感動を胸にしまい

彼をつぶさに観察する。

快適さに対し風通しとポジショニングがもたらす効果をきちんとわきまえている

彼は相応の熟練者であるという評価に至る。


ただ、一つ提案があるとするならば、

彼が頭を出して干すのにふさわしい場所は排水口の上ではなく、

地下にある水道や電線を管理する空間に出入りするために設けられたふたの上の方がふさわしいということだ。

ピューリッツァー賞の写真部門を狙おうという気鋭のフォトグラファーならば

係争地域の件のふたの上で彼の仲間のうちの一人が同じように甲羅を干すかもしれないシャッターチャンスを逃してはならないだろう。

その画像が希求するものは高く貴い。

係争地であればなおさらだ。

利害を超えてふたの上で頭を出し幸せそうに焼かれるその象徴的な姿は必ずや数多くの人の胸を打ち心を救うことになるに違いない。




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